活動報告

心の内❶

2018/03/29

ある高校の仮入学で出された課題の中に、作文がありました。今までを振り返り、今後の目標を書くというテーマでした。

 

ところが、作文を書くのが非常に苦手で、「どうしても書けないから手伝ってほしい」と言う生徒と作文を書いているうちに、今まで知らなかった彼の心の内を知ることに。

 

 
小学生の高学年だった時、学校に行きたくなかったのに無理やり行かされたことがとても嫌で辛かったこと。

 

中学時代、「学校へ行けなくて親に申し訳ない」と罪悪感をずっと感じていたこと。

 

家にいても心が休まらず、ゲームで罪悪感をかき消そうとしていたこと。

 

友達が家に遊びに来てくれて嬉しかったこと。

 

全日制高校へ行き、他の人と同じ高校生活を送ると決めることで、罪悪感を何とかしたかったこと。

 

高校に合格して罪悪感が少し和らいだこと。

 

高校へ入学したら、何でもいいから何か一つ「楽しみ」を見つけたいこと。

 

本当はまだ学校へ毎日行けるかどうか不安なこと。

 

 
もう一年近くお会いしている生徒ですが、通学できなかった時期に抱いていた彼の思いを、思いがけず知ることになりました。今回の作文の課題がなければ、おそらく彼の口から聞く機会はなかったでしょう。

 

続く。

 

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