活動報告

子供が学校へ行かなくなったら❷

2015/07/06

親が「学校へ行かなくていいよ」と心からはっきり言い切るためには、親自身がその根拠を持っていなくてはなりません。

 
その根拠として、第一に、不登校になった時は学校へ行くことを急かすよりも、まずは子供の心の平穏を取り戻し、心身の健康を取り戻すほうが、結局は不登校の解決を早めることにつながるということです。

 

家でゲームをしたり、マンガを読んだりしている子供の姿を見ると、「十分健康に見えるし、学校ぐらい行けるでしょ」と考える親も多くいるかもしれません。

 

しかし、彼らがそれらをするには理由があります。

 

過去に不登校を経験した多くの人たちが、「ゲームだったりマンガだったり、何かをすることによって、何も考えなくていい時間をつくることができる」と話します。

 

つまり、彼らはゲームやマンガに意識を向けることによって、心が疲弊し非常に辛く厳しい状況から、なんとか生きていける状況へと変えようと努めているのです。

 

「何も考えなくてすむならば、かろうじて“いま”を生きられる」

 
親や周囲の人間はそのことを理解し、まずは子供の心の健康を回復させることを最優先に考えて頂きたいです。

 

次回へ続きます。

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