活動報告

HSCと不登校❷

2017/05/22

とても敏感で繊細な生徒(HSC)だからといって、必ずしも不登校になるわけではありません。

 

彼らにとって環境が整っていない状況下では、かなり困難に感じる一方で、適切な環境下では、HSCでない方よりも幸福を感じやすかったり、その環境を楽しめるということが研究で裏付けられています。

 

例えば、不登校になった時のクラスの雰囲気が騒々しく居心地が悪いと感じることに加えて、担任やクラスメイトと上手くコミュニケーションをとれない環境だったとします。

 

その後、新学年になってクラスの雰囲気が静かで居心地が良くなり、仲の良い友達がクラスメイトになり、さらに信頼できる先生が担任になれば、非常に通学しやすい環境になります。

 

したがって、生徒自身に新学年から再び通学したいという明確な意思がある場合は、春休み中に学校側と密に連携を取り、生徒にとって適切な環境になるよう取り計らって頂くことが必要です。

 

みんなの家庭教師の生徒さんでも、このように適切な環境を整えることで、新学期から通学できている方は数人いらっしゃいます。

 

このように、たとえ不登校になったとしても、新学年になってクラス環境が変わったり、進学して学校が変わることによって、その生徒自身にとっての適切な環境に変われば、再び通学できる方も多くいらっしゃいます。

 

続く。

 

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