活動報告

『親の会』のひとコマ

2016/05/31

先日、ある親の会に初めて参加された40代の男性がいらっしゃいました。ご自身の経験をもとに話された言葉がとても印象的でした。

 

「大学時代、私はいろいろと思い悩むことがあり、一年間自分のアパートの部屋に引きこもっていた時期がありました。学校にも行かず、友達が部屋に訪ねてきても居留守をつかい、決して会おうとしませんでした。


当然ながら、進級することはできず留年することになりました。もう一年大学に通うために、親に報告し頭を下げた時は、とても辛く惨めな気持ちでいっぱいでした。


そんな状況の中で、『どうにか無理やりでもやる気を出して、とにかく前に進もう、なんとかしよう』と、もがきながら生きていました。運が良かったのか、少しずつやる気を取り戻し、なんとか卒業できました。


あれから20年以上経ち、当時をふりかえり思うことは、大学時代に学んだどんな専門科目の知識より、あの小さな部屋で一人悶々と葛藤しながら過ごした時間が、社会人として今を懸命に生きる私にとって、かけがえのない一番の宝物だということです」

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