2017年1月の活動報告
来週開催される「親の会」のご案内
2017/01/31来週、2月11日の土曜日に、金沢市の教育プラザ富樫にて、「やすらぎの会」が開催されます。
アドバイザーとして、金沢星稜大学の高賢一教授が来られ、丁寧に話を聴いて頂けるので、親御さんは安心してお話をすることができます。
ゆったりとした居心地の良い空間で、日頃のモヤモヤを吐き出してみませんか。
不登校(行きしぶりを含む)やひきこもりで悩まれている親御さんであれば、誰でも会に参加できます。
当日参加もOKですし、ご都合の良い時間帯だけの参加も可能です。
お気軽にご参加ください。
2月11日(土)
やすらぎの会
場所 : 金沢市富樫3丁目10番1号 教育プラザ富樫
時間 : 午後1〜4時
会費 : 会員200円、非会員500円
問い合わせ : やすらぎの会 事務局 miyakoyo@hotmail.co.jp
ふさわしい伝え方❷
2017/01/30例えば、不登校状態の中学2年生の生徒さんが、将来大学に行くことも視野に入れているようであれば、「4年間で大学を目指す準備をしよう」と伝えます。
あと残り1年で高校受験だと焦っていたのに、大学受験まであと4年あると言われると、多くの生徒さんは少しホッとした表情になります。確かに高校受験まで残り1年という事実は変わっていません。
それでも、一年後という短期的な視点ではなく、いかに自分の将来を中長期的に考えてもらうかが大切です。
「あと残り1年しかないから、早くみんなに追いつけるように一生懸命頑張ろう」と伝えることが、必ずしも悪いわけではありません。それで上手くいく生徒さんもいるかもしれません。
しかし、勉強から遠ざかっていた期間が長かったことや、負担になるであろう心理的プレッシャーは、「繊細で敏感」な生徒さんにとっては、相当辛いはずです。
生来、繊細で敏感である彼らに対して、わざわざ萎縮させるような言い回しは、「百害あって一利なし」です。
決して彼らを甘えさせるわけではありません。
甘えさせるのではなく、彼らの気質を理解したうえで、どのような伝え方がふさわしいのかを丁寧に考える。それが、彼らの気持ちに寄り添うことになるのではないでしょうか。
ふさわしい伝え方❶
2017/01/29「高校受験まで、残り一年しかないよ。そろそろ勉強しないと間に合わないんじゃない?」
こんなふうに、現在不登校になっている中学2年の生徒さんに伝えたらどうなるでしょうか。
繊細で敏感な方に対しては、焦りや心理的プレッシャーを与えるだけになってしまいます。
一方で、反骨心がある方に対しては、この「発破をかける」言い回しは、ふさわしい伝え方かもしれません。
実際、不登校になる生徒さんは、繊細で敏感な方が非常に多いです。
したがって、これは決して適切な伝え方とは言えません。
たとえ、発破をかけて一時的に動き出したとしても、すぐに〝いっぱいいっぱい〟になり、再び落ち込んでしまう確率が高いです。
では、他にどのような伝え方があるでしょうか。
続く。
『見守り、待つ姿勢』を保つこと❷
2017/01/28『見守り、待つ姿勢』とは言っても、何もしないというわけではありません。
例えば、生徒さんに手紙を書いたり、可能ならばLINEでやり取りするなど、定期的にコミュニケーションをとることを心がけます。
また、必要であれば、様々なネットワークを利用して同年代の友達も紹介すること(メイクフレンズを通して)も可能です。
そのような、みんなの家庭教師ならではの「見守り、待つ姿勢」があって、現在進行形で徐々に実を結んでいます。
親御さんにとって、忙しい日々の暮らしの中で、「見守り、待つ姿勢」を常に保つことは、口で言うほど簡単ではないでしょう。つい、感情が爆発してしまう日もあると思います。
そんな時は「親の会」へ行って話を聴いてもらったり、信頼できる第三者に話を聴いてもらうことが必要です。また、みんなの家庭教師でも無料相談をしております。
決して親御さん一人で悩まず、いろいろな方に協力してもらいながら、子どもを見守り、待つ姿勢を保って頂きたいです。
『見守り、待つ姿勢』を保つこと❶
2017/01/27みんなの家庭教師では、不登校に関する相談を親御さんから受けた後、その息子さんや娘さんに初めて会うまでに、あまり時間がかからないケースもあれば、1〜2年をかけて会うことができるケースも多くあります。
子どもが不登校になった後に、「すぐに何とかしたい」「どうにかして学校へ早く戻さなければ」と親御さんが思われるのは、自然な感情です。親であれば、誰でも一度はそのように思うでしょう。
しかし、子どもさんの様子を見て、心身ともに疲れているようであれば、無理をさせず、「見守り、待つ姿勢」を持ち続けることが一番大切です。
結局は、2〜3年での長い目で見た場合、そのような姿勢をとることが、いち早く子供さんに変化を与え、良い方向へ向かうきっかけになったケースが多いからです。
一方で、親御さん同様に、第三者であるみんなの家庭教師も「見守り、待つ姿勢」を意識し、みんなの家庭教師ならではの支援をしております。
続く。
来週開催される「親の会」のご案内
2017/01/26来週2月3日の金曜日午後2時から、金沢市の「おーぷんはうす」でお茶会が開かれます。
いつもながらの暖かい雰囲気の中、ゆったりと話を聴いて頂ける会です。
27年間継続してきた会だからこその安心感で、どんな内容の話にも親身に対応してくれます。
また、親御さんだけでなく、子供たちの参加も多い会ですので、子供目線での話を聴けるメリットもあります。
お好きな時間に、ぶらりとお立ち寄りください。
なお、おーぷんはうすは、2016年11月23日、金沢市文化ホールにて、『金沢市ともしび賞』を受賞されました。金沢市ともしび賞とは、長年にわたり、福祉奉仕活動を続け、地域の福祉の向上に著しく貢献していると認められる個人又は団体の功績を讃えるものです。
2月3日(金)
おーぷんはうす お茶会
場所:金沢市泉野出町(詳細な場所はお電話でお知らせします)
時間:午後2〜5時ごろ
会費:300円
電話:090-5175-5432
『明橋大二』先生の講演会が開催されます!
2017/01/252月21日(火)に、精神科医でスクールカウンセラーである、明橋大二先生の講演会が開催されます。
子どもの心に寄り添うということ〜自己肯定感を育む関わりを考える〜
著書「子育てハッピーアドバイス」でおなじみの明橋先生が、子どもの様々なサインに対しての関わり方や、自己肯定感を育むために大切なことなどについて、とても分かりやすくアドバイスしてくださる絶好の機会です!
不登校で悩まれている方はもちろん、関心のある方はどなたでもご参加ください。
【日時】2月21日(火)午後2時30分〜4時30分(受付 午後2時〜)
【場所】津幡町文化会館 シグナス 3階多目的室
【講師】精神科医 スクールカウンセラー 明橋大二 氏
【お問い合わせ・申し込み】津幡町社会福祉協議会「子育てたまり場」親子サロン TEL 076-288-6274
入試まで残り6週間。今から何する?❹ 社会・理科
2017/01/24社会と理科が得意でない生徒さんが、今からできることは、何でも良いので一冊の問題集に絞って、とことん繰り返すことです。
一部の生徒さんの部屋を訪れると、新研究など学校から提供されている厚物が、本棚に綺麗に収納されているのをよく見かけます。僕が「繰り返し解いたの?」と聞くと、生徒は「いや、あれは簡単だから(大丈夫)」と答えます。
ところが、新研究に書かれている知識をいくつか質問したところ答えられません。その生徒が簡単だと思った理由は、新研究の問題部分だけを解いて、大部分を覚えた気になっていたからです。
新研究には、解説の部分にこそ入試に必要な知識が多く書かれています。それらを丁寧に読んで覚えず、問題部分のみを解いて新研究を本棚にしまってしまう生徒さんは多いと感じています。
今年の社会や理科は、多少の難化易化はあっても、基本的な力を問う問題は、必ず一定の割合で出題されます。したがって、難しい問題は無視していいので、理解できる分野、暗記できる分野を、一冊の問題集を通して確実に増やしていくことが大切です。
「入試当日に、『お守り』として持っていきたい」と思えるぐらいにやり込んだ問題集を、ぜひ一冊作りましょう。
入試まで残り6週間。今から何する?❸ 国語
2017/01/23国語は、大問4つで構成されており、近年は記述問題が増えて難易度は上がっています。
また、大問1に気を取られ過ぎると、大問4の作文を書く時間が少なくなってしまうので要注意です。作文は10点満点で、二百字程度書く必要があります。確実な得点源にするために、大問4から解き始める生徒さんもいるようです。添削をしっかりしてもらうことで、7〜8点以上は必ずとりたいところです。
大問3の古典は、古文の歴史的仮名遣いや、漢文の返り点に関する問題がよく問われます。今からでも十分に間に合うので、得点源になるようにしっかり確認しておきましょう。古文に毎日触れることで、確実に読解力はつきます。15点配点で10点以上をねらいたいです。
大問1・2は、合計75点配点となっており、全体の大部分を占めています。漢字の読み書きは合計16点なので、確実に取れるようにしておきたいです。
記述問題が非常に多いですが、満点解答にこだわらず部分点を積み重ねることが大切です。空欄のままで終わることの決してないように、あきらめず必ず何かを書く意識を持ってください。
とにかく過去問を多く解いて、説明的文章や文学的文章を読むことに慣れておきましょう。単純に読む速度が速くなれば、問題を解くための時間も増えます。解く時間が増えれば、それに比例して得点も上がりやすくなります。
入試まで残り6週間。今から何する?❷ 英語
2017/01/22英語は、2020年度の大学入試センター試験の改革を見据えて、2016年度の高校入試問題もレベルアップしました。そのため、本当の意味で基本的な力を身に付けていないと、高得点をねらうことは難しくなっています。
英語が得意でない生徒は、残り6週間で何をすれば良いのでしょうか?
2016年度の入試を例に見ると、英語は大問4つで構成されています。大問2は、2016年度から新たに加わった適文補充問題で、4問×3点で12点配点になっています。ここは、大問3・4と比べると短文で内容を把握しやすいと言えます。
したがって、時間をかけてでも大問2で確実に12点を取ることが大切です。
大問3は会話文で23点配点であり、大問4は英作文を含む長文読解で35点配点でした。しかし、英語が得意でない人が、大問3と大問4の両方を追いかけると、どちらも中途半端になりやすく点数に結びつきにくいです。
そこで、大問3に時間をかけて解くことを勧めます。最低でも13〜16点以上はとりたいです。大問4に関しては、最初の数問に目を通し、とりあえず記号問題は解答し、解けそうな問題があればチャレンジすることに留めておいた方が良いでしょう。決して中途半端な形にしないためにも、ねらい球を絞ることが大切です。
大問1のリスニングは、30点配点です。2017年度はスピードが速くなり難易度が上がると予想されています。リスニングが得意でない方は、実戦形式の音声を原文を見ながらでも良いので繰り返し聴いてください。メモを取りながら聴くことで理解しやすくなります。半分の15点以上は取りたいところです。
ちなみに、前回の英語の平均点は50.5点でしたので、今回は40点代に下がる可能性も十分に考えられます。したがって、英語が得意でない場合は、大きく差をつけられないためにも、まずは40点以上を確実に取ることが重要です。仮にそれが出来なくても、40点に近づけたいところです。大問1で15点以上、大問2で12点、大問3で13〜16点以上で、例え大問4が0点でも机上の計算では40点以上になります。
続く。
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