聴いてもらうこと

聴いてもらうこと❷

2017/06/08

当然ながら、彼女の表情は明るく、いつもより大きめの声で挨拶をしてくれました。

 

彼女いわく、「前回、時間をかけて話を聴いてもらったことで、気持ちが楽になった」ということでした。

 

どんな助言を受けたか、どんな良い言葉をかけてもらったかということよりも、家族以外の信頼できる第三者に、じっくりと話に耳を傾けてもらえたことが、彼女にとって大きな意味があったようです。

 

これを通して感じることは、「話を丁寧に聴いてもらう」ということは、本当に大切だということです。

 

本来であれば、スクールカウンセラーがその役目を果たさなければならないのでしょう。

 

しかし、学校へ通学できない生徒が、スクールカウンセラーに継続的に会って、話を聴いてもらえる環境を作ることは、現時点では様々な制約から難しいのかもしれません。

 

そもそも、スクールカウンセラーに会って話を聴いてもらうためには、学校へ行く必要があるからです。

 

したがって、学校へ行けず苦しんでいる生徒のために、スクールカウンセラーができることは限られています。

 

それを踏まえて、みんなの家庭教師ができることは何か?

 

今回の彼女との関わりを通して、改めて考えさせられ、何が求められているかを再確認できました。

聴いてもらうこと❶

2017/06/07

先月から週に一度お会いしている中3の女子生徒がいます。

 

彼女は、ある事情で学校に通学できなくなってから一年以上経過しているとのことでした。

 

初回の無料体験時に、「今年の秋に英検を受験したい」との思いを伝えられ、一緒に計画を立て、張り切って勉強を始めました。

 

ところが、初回が終了した直後、その日の夜から、彼女の目がチカチカと痛くなり始めたそうです。それ以来ずっと痛みが続いていると、次週の二回目に伺った時、伝えられました。

 

彼女いわく、「小学生の頃からストレスがかかると、目がチカチカして痛くなる」ということでした。本当に痛みが激しい時は、何もできなくなると言います。

 

今回も長らく英語を勉強していなかったこともあり、「久々に勉強を頑張ったことも影響しているのではないか」と話してくれました。

 

とにかく、目が痛むのは何とかしたかったので、二回目に会ったその日は勉強をすることをやめて、様々な話をして、共感を繰り返しながら、彼女の話を聴くことに専念しました。

 

それから1週間が経過して再び伺った時、その後の様子を尋ねたところ、前回の二回目に伺った日の夜に、目の痛みが消えたということでした。

 

続く。

 

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