活動報告

安心感を与えること❸

2017/10/05

では、どのような対応をするのが望ましいでしょうか?

 

みんなの家庭教師が常に心がけていることは、「安心感を与えること」です。

 

このように言うと、「むやみに安心感を与えてしまうと、家での居心地が良くなってしまい、ひきこもりを助長してしまうのではないか」と心配する声を聞きます。

 

これは、「ゲームをずっとさせていいのか?」という議論にも通じるのですが、心のバランスがとれている方と、心のバランスが崩れている方とを区別して対応する必要があります。

 

ゲームは、ある意味「浮き輪」のような存在で、命綱になっているということを、以前にこの活動報告でも書きました。

 

依存の危険も指摘されているゲームは、毒にもなり得ますが、同時に薬にもなり得ることは、多くの方の事例で実感しております。

 

安心感を与えることに関しても同様です。大切なことは、その時の心の状態に適した対応をとることです。

 

通学できないことに悩み苦しみ、心がバラバラになりそうな時、彼らの心に安心感を与えることは、枯れてしまいそうな心に水を与えることに等しいのではないでしょうか。

 

「見た目が元気そうだから、つい小言を言いたくなってしまう」と言われる方もいるでしょう。

 

確かに、表面的には元気そうに見えるのですが、その内面は反対であることが多いです。周囲の大人には、その内面を察しようとする姿勢が求められます。

 

その姿勢こそが、子どもの自己肯定感を保つために不可欠なのです。

 

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