活動報告

待つべきか?働きかけるべきか?❷

2017/07/20

「働きかける」といっても、学校へ行くよう説得するわけではありません。

 

例えば、買い物や食事、好きな映画などに誘うことなどが挙げられます。また、ゲームセンターやカラオケなど家族で手軽に楽しめるものも良いでしょう。

 

大切なのは、子ども自身が「それをしたい」という意思を示せるかどうかです。本人が決めたことなら、普段は人混みが苦手な方でも、街の中へ遊びに行ける事例が多くあります。

 

そういう意味では、一度働きかけてみて、反応がなかったり薄かったりする場合は、待つ段階だと言えるでしょう。

 

加えて、幼少期から何かを決定する時、子どもの代わりに親御さんが決定してきたというケースを、時々見かけます。

 

そういったケースでは、子ども自身が「自分で決断する」ということに対して慣れておらず、「やりたいことをやりたいと言えない。親の顔色を見て、つい遠慮をしてしまう」となり、本音で生きられない人生になってしまいます。

 

一生懸命に子どもを思う親心というのは、いつの間にか無意識に、子供に対する支配になりがちです。

 

働きかけが、「実質的な支配」につながってしまっては意味がありません。

 

親御さんは、そういった点にも注意しながら、「働きかけること」と「待つこと」を使いわける必要があります。

 

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段階によって、待つことも必要です。

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