活動報告

とても敏感な子ども(HSC)への言葉がけ❶

2017/05/31

5月も今日で終わりです。

 

この時期になると、疲れが現れ始める生徒さんもいます。

 

何とか中間テストを終えた後、体力を使いきってしまったかのごとく、学校から足が遠のくケースも見られます。

 
「せっかく今まで頑張ったんだから、ここで休んだらもったいないよ」
「もう少し頑張れば?」

「苦しくても乗り越えることが大切なんだよ」

 

そんなふうに、学校へ行くことを勧める言葉を、ついかけてしまいたくなるかもしれません。

 

でも、敏感に感じ取る子どもは、「学校へ行かないと、やはり自分のことを認めてくれないのか」と、学校へ行けない自分にいら立って苦しみ、自己肯定感にも大きく影響します。

 

 

では、周囲はどんな言葉がけをすれば良いのでしょうか?

 

◎今まで通学したことを認めて評価する。

 

「4月から今まで、よく頑張って通学したね。最近は暑いし、学校へ行くのも疲れるよね」

 

「学校へ行こう」と生徒自身が思っていても、その気持ちに体がついていかず、本人が一番苦しんでいます。

 

その時に、今まで頑張ったことを周囲から肯定し認めてもらえることで、とても勇気づけられます。加えて、今の気持ちを、くみ取ってもらえることで楽になります。

 

これらの言葉がけは、少し時間が経過して気持ちが回復してきた時期に、「もう一度学校へ行こう」と、大きな原動力になる可能性が高いです。

 

続く。

 

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