活動報告

職業を知ろう!No.4『ナレーター』❶

2017/03/10

今回の「職業を知ろう!」は、〝ナレーター〟です。今日から数回にわたり、株式会社「研声舎」代表で、ナレーターの林恒宏さんへのインタビューを掲載します。

 
ナレーターとは、テレビ番組やラジオ番組などで、コンテンツに合わせてナレーション(朗読)をする仕事です。

 

前もって用意された原稿を読むことが中心となりますが、発声方法やイントネーション、抑揚の付け方などのスキルが要求されます。

 

テレビ・ラジオ番組以外にも、店舗案内や企業のPR映像用のナレーション、駅や銀行などで流れる自動音声を制作する際の元になるナレーションなど、ナレーターが活躍するフィールドは多岐に渡ります。

 

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研声舎ホームページ

http://kenseisya.net/about-1/

 

 


ーー林さんがナレーターという仕事に就かれたきっかけを教えて頂けますか?

 

林さん  僕は、もともとはお芝居から始まった人間なんです。演劇を高校時代に始めて、仲間たちと劇団を作りました。当時は、自分を表現することが嬉しく、楽しかったんです。

 

ーー自分自身を演劇を通して表現することが、林さんにとっての喜びだったんですね。

 
林さん  そうです。加えて言うなら、「目立ちたい、脚光を浴びたい」という思いが、少年時代から人一倍強い人間でした。

 

ーー「みんなから注目されたい」という思いが、非常に強かったと。

 
林さん  はい。一般的に、演劇をする人間の中には、幼少期から少年時代にかけて暗い過去があり、自分に自信を持つことが難しいタイプが少なからずいます。「自分に自信がない」というネガティヴな部分とバランスをとるために、演劇をしているような気がします。

 

ーーそれは意外に感じます。「演劇をする人は、華やかで明るく自信に満ちた人」というイメージがあるのですが。

 

林さん  もちろん、そのような方もいるでしょう。しかし一方では、その反対に位置する人間、つまり「自分に対して自信を持てない人間」が、案外と多くいます。僕も、その中の一人だったように思います。

 

ーー大変興味深いです。

 

続く。

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