活動報告

高校入試情報❶ 英語

2016/07/11

今年の3月に実施された石川県の公立高校入試は、英語の出題形式が大きく変わりました。

 

まずは、大問1のリスニング問題は今までの頭文字によるヒントがなくなり簡単ではなくなりました。

 

また、大問2では、得点源にしやすかった並び替え問題はなくなり、文章中の空欄に4択で一文を入れるものに変更されました。

 

続いて、大問3の会話文は、2人~3人が登場する通常の会話文ではなく、登場人物が7人という会話文で、内容把握が複雑になり、文章量も例年より非常に多くなりました。

 

最後の大問4の長文読解の設問構成も、大問2と同じく今年は大きく変わったと言えます。それは、昨年まで長年の間、大問5として独立していたはずの英作文が、問6に組み込まれる形となったからです。

 

従来、石川県の公立高校入試の英作文問題は、ある程度練習することで、受験生が確実に得点源にできる問題でした。しかし、長文の内容に合った「まとまりのある4文」という出題は、長文の内容をしっかり把握していないと全く太刀打ちできず、ハイレベルの問題になってしまいました。

 

このように、今年の英語は昨年と比較して難易度が上がり、小手先の対策だけでは通用しなくなった感があります。先日発表された今年の英語の平均点は、昨年よりも4.3点低い50.5点でした。来年の出題形式が従来の内容に戻ることは考えにくいので、今後さらに英語を強化していく必要性が高まりました。

 

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